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先日、8年前の屋外飲酒の件で渡米して来ました。
この掲示板に相談はしても、その結果を伝える報告が少ない事が気になっていましたので、自分のケースを書き込みたいと思います。
ビザ無しで行きました。
この掲示板のNO.1264の書き込みを見まして、I−94Wで言う「犯罪」には私の件は当てはまらないと判断したからです。入国審査官に突っ込まれたら、そう答えるつもりで、リンク先のコピーを持参しました。勿論、審査官が最終的に判断する事ですから入国を保障する物ではありませんが、主張する事が重要な国ですので、そのための準備として用意しました。
その上、私には「裁判欠席により○○の有罪が確定した」旨の文書も何も届いていません。自分がどう処理されているのか分からない事に関して、虚偽申告だと断定されても到底承服できる物ではありません。
そして、軽微な交通違反等や、例えば、戦中の治安維持法違反の犯罪などを申請する方はいないと思いますから、何が申告すべき事由なのかを考えれば、自分のケースはその必要がないと思えたからです。
また、私は、単純に裁判を忌避して逃亡した訳ではないので、その旨の事情を説明するつもりでもいました。もし逮捕状が出ていて、逮捕されるのであれば、それはそれで罪の処理をしたい私にとっては幸いな事ですので覚悟は決めていました。
アメリカは、世界のどの国よりも、人権と民主主義を説く国です。とするならば、日本の「お上」と同じ感覚でアメリカのお役所を捉え、「犯歴のある人間は問答無用で却下」と断じるような態度こそが、アメリカに対する侮辱であるともいえます。
入国審査官の印象は、かつてのそれとは違い、とても紳士的なものでした。審査台の横には、「あなたの言い分をよく聞きます」「あなたの尊厳を保障します」等の宣言がかかれたポスターも貼ってありましたので、理不尽な扱いは受けないだろうとの勇気を得ました。入国審査基準を厳しくした分だけ、審査には公正さを確保しようと言うアメリカ側の姿勢の表明だと思います。
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